ホワイトニング
ホワイトニングとは
ブラッシングやクリーニングでは落ちない歯の着色を、歯を削ることなく白くする方法です。歯の表面にホワイトニング剤を塗布し、着色物質を分解して歯を白くしていきます。
アメリカではもはや常識のホワイトニングですが、日本でも安全な方法で簡単に白い歯を手にいれることができます。ホワイトニングをされた方を見ていると、歯が白くなることで口元も明るくきれいになり、皆さん表情がとても明るくなります。
ホワイトニングについて
こんな方におすすめです
- 加齢や遺伝による歯の色が気になる方
- 今よりももっと美しい歯を手に入れたい方
- 歯のかぶせ物や詰め物を白くてきれいな物に換えようと思っている方
- 自信をもって歯を見せて笑いたい方
- 結婚式を控えている方
こういう場合には不向きです
- 重度のテトラサイクリン歯(乳幼児期における抗生物質の過剰摂取により歯が変色することがあります)
- 元の歯の色がまだらになっていたり、斑点状に白い部分があったりする場合(均一に白くならないことがあります)
- かぶせ物や詰め物などの色が気になる場合(ホワイトニングで、歯は白くなりますが、人工物は白くなりません)
- 妊娠・授乳中の方
- 無カタラーゼ症の方(ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素を分解できないため)
治療の種類
オフィスホワイトニング
歯科医院にて、漂白効果の高いホワイトニング剤を歯の表面に塗布し、薬剤を活性化させる光を当てることで歯を白くします。
その場で白さを実感できます。
メリット
-
- 即効性があり、一度の来院である程度の白さが得られます。
- 忙しい方や、この日までに白くしたいという方にはおすすめです。
デメリット
- 一回の治療にかかる時間が長くなります。
- ホームホワイトニングと比較すると、色の後戻りが早いといわれています。
ホームホワイトニング
患者さんの歯型に合ったマウスピースを作製し、ご自宅でホワイトニング剤を入れたマウスピースを1~2時間装着することで歯を白くします。低濃度の薬剤を使い、ゆっくりと白くしていきます。
メリット
- ご自宅で好きな時間に行うことができます。
- 白さが長持ちします。
デメリット
- オフィスホワイトニングと比較すると、効果が出るまでに時間がかかります。(通常2週間から1ヵ月程度かか
- 忙しくて継続的な使用が困難な方には不向きです。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングとはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングとを組み合わせて行う方法で、コンビネーションホワイトニングとも呼ばれています。まずオフィスホワイトニングを行い、ある程度白い歯になってからホームホワイトニングを行う方法です。
ウォーキングブリーチ
失活歯(神経を以前とっている歯・神経が死んでしまっている歯)というのは変色してしまうことがあります。ウォーキングブリーチとは、失活歯のみに適応できる漂白方法で、歯の中に薬剤(過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムの混合物)を入れて、歯の中から白くする方法です。
(当院ではオフィスホワイトニングと同様の方法を用いています。)
あこがれの審美治療
前歯を治す前に奥歯の治療が必要な事もあります。
奥歯のない患者さんの場合、食べ物を噛むために前歯に強い力がかかります。
また奥歯が噛み合わない分、噛み込みが深くなりキレイなクラウンを入れても下の前歯が上の前歯を突き上げてしまい、歯が出っ歯になる可能性もございます。奥歯の損失を放置すると前歯も傷んでしまいます。ですので、まずは義歯のブリッジやインプラントなどでの治療をしていきましょう。
歯周病の改善も同時に進めていきます。
歯ぐきが腫れていたり血が出ていると、お口の型取りの時に正確な型取りができませんので、患者様のお口に合う精密なクラウンを製作する事ができません。
また、クラウンの縁が歯ぐきの溝の中に隠れるようにセットをする時、キレイにピタッと合わせる事ができません。そこでまずは、歯磨きの指導から行い、歯周ポケットの歯石除去で歯周病から改善していただきます。
白い土台で透明度アップ!!
透明感のあるオールセラミッククラウンを被せたい場合、クラウンを支える土台が金属製の物だと黒っぽい色が透けてしまいます。そこで土台で白くすることで、明るく自然な仕上がりになります。白い土台には、キレイなだけでなく、しなやかな丈夫だというメリットもございます。さらに歯根の耐久性アップにも貢献しております。
ホワイトニングで歯ぐきを明るく
ブラックマージン(継ぎ目の変色)の原因が、患者様自身の歯根の変色である場合、歯根の内部をキレイに掃除をして、そこにホワイトニング剤を詰めて、歯根を白くしる処置が必要な事がございます。透明感のあるオールセラミッククラウンを被せた時に、仕上がりより明るくなります。
オールセラミッククラウン
オールセラミックには、いくつも種類がありますが、それぞれの特徴はどの様なものでしょうか? | |
どの材料を使うのか、また1つの材料で全体をつくるのか、表面だけに使用するかので違っていまいります。まずご相談ください。 |
歯茎に腫れと出血がるのですが、オールセラミッククラウンの審美治療は可能でしょうか? | |
出血があると、クラウンを作るために精密な型取りができません。 ですので先に治療を行ってから作成させて頂いております。 |
古い差し歯をオールセラミックにしたいのですが、土台の変更も必要ですか? | |
従来の金属製の土台の他にも、グラスファイバーを埋め込んだ白い土台も広く使われるようになりました。 詳しくはご相談ください。 |
オールセラミッククラウンの種類
ジルコニアフレームオールセラミッククラウン
ジルコニアは、人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど高い硬度と強度を備えた材料です。
イオンの流出がほとんどないため安全面でも信頼性が高く、金属フレームのすぐれた代替素材として広く使われるようになりました。
透明感はいまひとつですが、その分すキング効果があります。耐熱性も高く熱からの刺激も和らげてくれます。
審美性 | ★★★★ |
---|---|
耐久性 | ★★★★★ |
生体親和性 | ★★★★ |
対合歯へのやさしさ | ★★★ |
歯との適合性 | ★★★★ |
POINT
- 前歯の審美治療に最適
- ブリッジも製作可能
- フレームの耐久性が高い
プレッサブルオールセラミッククラウン(レイヤニング法)
e.maxという製品名で知らされる材料でフレームを作り、セラミックを焼き付けたクラウンになります。
ジルコニアほどではありませんが、十分な強度と硬度がございます。材料の色調も自由に選べ、透明度の何段階から選ぶ事もできます。患者様の歯の色に合わせる事ができますので、高い審美性の表現ができます。
また歯にピッタリと接着し二次う触の要望にもなります。
審美性 | ★★★★★ |
---|---|
耐久性 | ★★★★ |
生体親和性 | ★★★★★ |
対合歯へのやさしさ | ★★★★★ |
歯との適合性 | ★★★★★ |
POINT
- 前歯の審美治療に最適
- 耐久性が高い
- 、透明感が美しいので白い支台歯の方にはオススメ
プレッサブルオールセラミッククラウン(ステイン法)
e.maxで全体を型作りします。
レイヤニング方にくらべると、複雑な色付けには制限がありますが、歯に合わせた透明度を選べるため、自然な仕上がりになります。強度も十分に備え、強い咬合力にも高い耐久性を発揮いたします。
しかも歯に優しいため、主に強い力のかかる奥歯に用いられております。
審美性 | ★★★ |
---|---|
耐久性 | ★★★★ |
生体親和性 | ★★★★★ |
対合歯へのやさしさ | ★★★★★ |
歯との適合性 | ★★★★★ |
POINT
- 強い力のかかる奥歯に最適
- 歯ぎしり・噛みしめをする方にはオススメ
アルミナフレームオールセラミッククラウン
アルミナとは、陶磁器などに使用されるファインセラミック素材の事を言います。
アルミナで出来たフレームで強化し、その上にセラミックを焼き付けたアルミナフレームは、審美性が高く使われていました。
しかし現在では、新たに許可されたジルコニアフレームが使用される事が多くなりました。
審美性 | ★★★★★ |
---|---|
耐久性 | ★★ |
生体親和性 | ★★★★★ |
対合歯へのやさしさ | ★★★★★ |
歯との適合性 | ★★★★ |
POINT
- 前歯の高い審美性を求める方にオススメ
フルジルコニアクラウン
ジルコニアで全体を形を作り、その上に色付けをしていきます。
ジルコニアは透明度が低く、同じ素材を使うレイヤジルコニア方に比べると複雑な色付けには限界があります。
審美性 | ★★ |
---|---|
耐久性 | ★★★★★ |
生体親和性 | ★★★★ |
対合歯へのやさしさ | ★★ |
歯との適合性 | ★★★★ |
POINT
- 奥歯のクラウンやブリッジにオススメ
- 歯ぎしりや噛みしめをする方は、対合歯を削ってします可能性がございます
セラミックインレー
セラミックインレーとは
歯の虫歯を削り、セラミックの詰め物を詰める治療方法です。
セラミックのインレー(詰め物)と言うとセラミッククラウンよりレベルの低い、または一時的な治療のように感じている患者さんも多いと思いますが実際は正反対で、より難易度が高いものの自分の歯に優しい治療がセラミックインレー(セラミックアンレー)による審美歯科治療です。
虫歯が小さく範囲が狭い場合や治療済の金属を詰め替える場合、また患者さんの健全な歯が多く残っている場合に最適な審美歯科治療です。インレーは小さな虫歯、アンレーは中程度の虫歯に詰めるセラミックの詰め物で、歯の透明感や色を再現することができ自然な仕上がりで審美性に高い白い歯の治療です。
美しい歯をデザインするということ
インレーは詰め物ですから虫歯を残さないよう徹底して取り除き、患者さん自身の歯を丁寧に削って詰め物との隙間がないように形成する必要があります。
形成は詰め物の「隙間」をつくらないようにする大切な治療ステップで、デザインで決めた通りに歯をセラミックインレー(アンレー)との複雑なラインに合わせて削る作業です。人の歯は一度削ると元に戻ることは決してありませんから、繊細で丁寧な治療が求められます。
健全な歯を最大限残したセラミックインレー(アンレー)を詰めるための3次元的で複雑な形に歯を整えることが必要です。通常は1歯あたり約30分〜1時間程度の時間を取り、隣接歯や歯ぐきを傷つけないように歯科用ルーペの拡大視野で丁寧な切削をおこないます。
印象はセラミックインレー(審美歯科治療)の設計図です
患者さんのお口に入るセラミッククインレーは歯科医師が作っているわけではなく、歯科技工士が1つひとつハンドメイドでお作りしています。歯科技工士は患者さんのお口の中を直接見ることはありませんから、クリニックで採得する印象(歯型)が立体的に患者さんのお口を知ることができる唯一の設計図です。
例えば皆さんは、間違ったり歪んだ設計図でしっかりしたお家ができると思いますか?歪んだ設計図で作ったお家に安心して住めるでしょうか?
見落とされがちですが、美しい審美歯科治療の成功には事前にお口のコンディションを整えること、そのうえで治療を担当する歯科医師本人が基本に忠実に、丁寧に印象を採取することが大切です。形成を終え歯の形を整えたら印象を採得します。歯と歯ぐきの形を正確に移し取るために2種類のシリコン印象剤を使って丁寧に型を取ります。印象剤を口に含むため、患者さんに不快感を与えないよう慎重かつ手際よく進めます。
セラミックの白いインレー(アンレー)はどれも同じではありません
三森歯科のセラミックンレー(アンレー)は、主に e.max (イーマックス) を選択しています。このイーマックスインレー(アンレー)はガラスセラミックという材質で作られ、従来のセラミックの3〜5倍の強度を持ちながらも硬すぎず天然歯に近い摩耗性を持っている歯に優しい素材です。
このイーマックスインレー(アンレー)は歯と分子レベルで強固に接着するため治療後の2次虫歯の可能性も低く抑えられます。